空色の扉の中

緊張とともに開けた空色の扉。

 

あたたかな空気ときらきらと輝く作品たち、

そして稲垣さん本間さんが温かく迎えてくださって、

私の心は一気に躍りだしました。

 

「クリスマスに工芸を灯して」展に

私の革小物を置いてくださっているヒナタノオトさん。

 

12月1日、ヒナタノオトさんのお誕生日に、

お店に立たせていただきました。

素敵な作品がぎゅっとつまったヒナタノオトさん、

あちこち目をやっては、

じーっと見つめたり、

少し触れてみたり、

わぁ、すてき。と小さくつぶやいたり、、、

 

そわそわ、どきどき、が止まりません。

私の革小物たちも、

格調高いデスクの上に綺麗に置いていただいて、、、

なんだかこみあげてくるものがありました。

 

この並べ方、とても素敵。

 

私はやったことのない並べ方、ディスプレイの仕方。

私がふだん使っているコインケースを

使用見本としていっしょに展示してくださっています。

 

手書きのご案内、

こういう細かい心配りはヒナタノオトさんならでは、

とても嬉しくなりました。

 

初めてヒナタノオトさんを訪れたのは今年の春、

工房からの風の初めての全体ミーティングの翌日でした。

 

私が足をとめて見ている作品があると、

スタッフの方がそっと声をかけてくださり、

作品をつくっている作り手の方のお話をしてくださるのです。

 

ここに置かれている作品たちは、

私にはどれもきらきらと輝いて見えて、

それはスタッフの方々が、

作品だけでなくつくられた人のことも大切に想っているから、なのだと。

ここに置かれている作品たちは幸せだなぁ。

 

そう感じたのでした。

この名札も素敵。

 

展示が終わったら、いただけないかなぁ。

大切に残しておきたい。

 

横にいるのは、革のはぎれでつくったクリスマスツリー。

フィレンツェの伝統技法の1つ、金装飾を施してみました。

我が家では、娘がこのツリーの組み立てにはまっていて、増殖中。。。

あっちにも、

こっちにも。

 

作品にも目を奪われ、ディスプレイにも心躍る、

クリスマスのわくわくが、ぎゅうっとつまった、ヒナタノオトさん。

 

そして訪れる人々が織りなす温かな心のやりとり。

 

この日はヒナタノオトさんの13歳のお誕生日ということもあって、

たくさんの方が訪ねてくださり、

ずっとにぎやかで華やかなヒナタノオトさんでした。

 

そこにいっしょにいさせてもらえて、

とても幸せでした。

 

工房からの風で出逢った方々や

私の在店を知ってお越しくださった方との

嬉しい再会。

 

ガラスの曽田さんと装身具の吉田さんとは初めまして。

(作品は何度も画像で見ていて素敵だなぁと秘かに憧れていたお2人でしたので、

心臓が飛び出そうなほど、ご一緒できてうれしかったのです、、、!)

いっしょに在店をしながら制作秘話がとまらないほど楽しいおしゃべり。

 

やっぱり、つくっている人から話を直に聞くことは、

心に響いてくるものがあります。

あれも素敵、これも素敵、、、。

 

何度も目移りしながら私が選んだもの。

 

憧れていた空色の扉の中。

そこは、

人と心を通わせながらものを選ぶ楽しみに満ち溢れ、

人を想うあたたかな時が流れていました。

 

 

ヒナタノオトさんでの、「クリスマスに工芸を灯して」

24日のクリスマスイブまで続きます。

 

もう1回、会期中に行きたいなぁ、、、。

行けるかなぁ、、、

 

うん。

新幹線の切符、とってしまえば行けるよね。